厚生労働省によれば、09年の一般労働者の平均所定内給与を男女で比べると、男性を100とした時に女性は69・8となり、正社員の平均所定内給与でも72・6となっている。この賃金格差は大卒では約20年、ほとんど改善が見られない。病院内のコメディカル(医療従事者)の職種と比べても、他職種のように賃金カーブが上がらない。人事院「職種別民間給与実態調査」(10年)から月給の額を見てみると、20代のうちは看護師には夜勤などの手当がつくため他より高いが、30代以降で抜かされていく。薬剤師には32〜35歳で、臨床検査技師や理学療法士にも40〜43歳で、看護師の給与額は追い越される。また、看護師の月給の最大値は52〜55歳の38万8200円だが、薬剤師は48〜51歳の42万2007円、臨床検査技師は52〜55歳の45万2387円、理学療法士は同48万619円と金額にも差が開く。いわゆる官民格差も深刻だ。
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